庄川の自然環境

一級河川庄川の源流は、岐阜県高山市荘川町にある烏帽子岳と中山峠です。岐阜県内では尾上郷川、六厩川、大白川等の支川と合流しながら白川郷などを流れ、富山県に入ります。

富山県内では五箇山、庄川峡を抜け利賀川と合流したのち、庄川扇状地の東端、高岡市と砺波市の東側、射水市を北流し日本海に流れ出ています。その長さは115キロメートル、流域面積1,189平方キロメートルです。

庄川沿岸には小規模な河岸段丘が点在し、深い峡谷部を流れ下り、小矢部川に向かって扇状地を形成しています。
植生は、カワラハハコ、オギ、ヤナギ等の群落、上流右岸の山裾にサイカチ群落が見られます。
魚類は、清澄な水質でイワナ、アユ、サケ、等が生息しています。
鳥類は、河口部でカモメ類、カイツブリ、水辺にチドリ類が生息しています。

庄川周辺の地質は、東部を南北に走る呉羽丘陵と山田山地は古期花崗岩類と第三紀下部の火山岩類から形成されており、南部は船津花崗岩類に属する庄川花崗岩線が分布し、北部には北陸層群と呼ばれる火山堆積物が発達しています。

飛騨の密林地帯から流れ出る水は良質のプランクトンを含み、清流と相まって、名産の鮎が捕れる魚場としても有名です。
釣り場として庄川用水合口ダムから富山湾までの26キロの区間が釣り人客でにぎわいます。

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