庄川峡とは

四季折々の美しさに魅せられて、
日常から解放されるひととき。

まぶしい新緑、鮮やかな紅葉、そして神秘的な雪景色、訪れるたびに美しい表情を見せてくれる庄川峡。
日常のしがらみから解放されるその美しい大自然に抱かれて、体も心もほどける時間をお愉しみください。

富山県の南西部に日本観光地百選にも選ばれた「庄川峡」という大自然の美があります。
まぶしい新緑や鮮やかな紅葉、神秘的に輝く雪景色、そして優雅に咲き誇る桜並木、ここには四季折々の素晴らしい景観とともに、何度訪れても新しい出逢いと感動があります。
小牧ダム付近から発着している庄川峡遊覧船に揺られながら大自然の季節の移ろいを味わい、庄川温泉郷や世界遺産・五箇山へ足を延ばせば、心豊かな時間を存分にお愉しみいただけます。

 

 

庄川温泉郷に癒される旅

庄川峡のほとりで、他に類を見ない希少な泉質の温泉が湧く庄川温泉郷(しょうがわおんせんきょう)は、大自然に恵まれた温泉郷は古くから湯治場として人々に親しまれ、それぞれ異なる泉源の多彩な湯を楽しむことができます。泉質は主に、炭酸水素塩泉や炭酸鉄泉、ナトリウム泉、ミネラル泉など。やけど、きりきず、神経痛、リウマチ、筋肉痛、慢性皮膚炎、慢性婦人病といった効能が期待できると言われています。
各温泉宿ではそれぞれ工夫を凝らしたもてなしでお客様を温かく出迎えます。とかく露天風呂から望む四季折々の景観は格別の一言。旅の疲れと心をたっぷりと癒してくれます。

 

 

気候と風土が育んだ味

日本海側最北端のゆず栽培最適地といわれる庄川町では、土地の気候と風土が育む香り高い「庄川ゆず」の生産が盛んに行われ、11月に「ゆずまつり」で販売されます。同じく11月に「ぐるめフェスタinいなみ」にて販売される井波の名水で育った「里いも」は、柔らかく粘りがあり、独特の甘みがあります。また、庄川は古来より「鮎(あゆ)」の漁場としても知られており、6月頃になると多くの観光客が旬の鮎料理に舌鼓を打ち、10月頃は子持ち鮎が人気です。そして、庄川清流温泉の源泉水を肥料とする「庄川おんせん野菜」は、トマト、小松菜、カブ、キャベツ、ショウガ、シュンギクをはじめ様々な野菜が育てられています。

 

受け継がれた伝統の技

庄川で長く愛されている「庄川挽物木地」の始まりは慶応2年。経済産業大臣指定の指定を受けており、全国有数の産地です。横ロクロ及びぜんまい鉋を用いて手間ひまかけて作られる茶盆、茶托、菓子器、椀などは、普段使いのできる伝統工芸品。
「井波彫刻」は井波の古刹・真宗大谷派井波別院瑞泉寺の歴史の中で生まれた伝統工芸品で、2018年に日本遺産に認定されました。はじまりは江戸中期とされ、欄間(らんま)や置物、衝立などが主な製品ですが、近年ではギターや照明などモダンな製品も注目を集めています。職人の数は現在約200人。ざまざまな工房がまちの中心を貫く八日町通りを中心に軒を連ねています。

 

 

周辺の観光スポット

庄川温泉郷周辺のおすすめウォーキングコースをご紹介します。
庄川の自然や歴史・文化を感じながら散策をお楽しみください。

周辺の井波エリアは庄川に隣接し、約250年の歴史を持つ井波彫刻の起源である井波別院 瑞泉寺を中心に、石畳の町並みが広がる八日町通りに数多くの彫刻工房が軒を連ね、通りを歩けば木槌の音が聞こえてくる風情溢れる街です。そして少し足を延ばすと世界遺産の五箇山エリア。相倉合掌造り集落と、菅沼合掌造り集落が見どころです。1500m級の山々に囲まれ、冬には2、3mの積雪がある豪雪地帯で、岐阜県白川郷荻町とともにユネスコの世界遺産に登録されました。

 

 

イベント&体験プラン

庄川では年間を通じてさまざまなイベントが各地で開催されています。厄年の男女が御神酒で清めた鯉を庄川に放流し開運長寿を願う、年初めの伝統神事「厄払い鯉の放流」(1月)をはじめ、よさこい、たいまつ行進、庄川峡花火大会、夜高行燈の街練りなどの催し物が行われる「庄川観光祭」(6月)、水上の丸太乗りを競う流木乗り選手権をメインに水にまつわる企画を楽しめる「庄川水まつり」(8月)、特産品・ゆずを使った加工品・ゆず関連商品がそろい販売される「庄川ゆずまつり」(11月)などがあります。イベントを通じて、歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか。また、通年開催の体験プランもありますのでぜひチェックしてみてください。

 

となみチューリップフェア(4月)

井波よいやさ祭り(5月)

庄川観光祭(6月)

となみ夜高まつり(6月)

いなみ太子伝観光際(7月)

庄川水まつり(8月)

五箇山こきりこ(9月)

となみ夢の平コスモスウォッチング(10月)

庄川ゆずまつり(11月)

厄払い鯉の放流(1月)

相倉合掌造り集落ライトアップ(2月)