かなやいしさいくつじょうあと
金屋石採掘場跡
古くより一級河川庄川の中流右岸の山々からは、良質の緑色凝灰石が採掘されていました。
庄川水記念公園内のふれあいプラザ南側出入口からは
庄川を挟んで採掘場跡の入り口を望むことが出来ます。
この石は採取した地名から「金屋石(かなやいし)」といわれ、比較的柔らかで弾力性に富み加工しやすいことから建築、装飾用石材として重宝され、金沢城では城内に水を引く「樋石(といいし)」として使われました。金沢城の修復で脚光を浴びた金屋石は明治時代に最盛期を迎え、大正時代には石材会社が組織されました。
しかし、戦前戦後には生産量が減少し、コンクリートの普及によってその役目を終えました。
現在は、金屋石の魅力を発信するとともにその歴史的価値を掘り起こす「金屋石を語る会」が有志によって結成され
採掘跡の環境保全や啓発活動を行っています。
- 住 所
- 砺波市庄川町金屋
- 交通アクセス
- 北陸自動車道 砺波ICから車で15分
- 駐車場
- 有(庄川水記念公園)
その他の情報
お手洗い:男女有(庄川水記念公園内)