厄払い鯉の放流の起源は、江戸時代後期の1816年(文化13年)に行われた金屋神明宮の遷宮祭にさかのぼります。その遷宮祭で供えられていた「神の化身、庄川の主」とされていた鯉が、長時間の神事が終了してもまだ生きていたことから、鯉の生命力にあやかり、鯉に御神酒を飲ませて災厄を託し、庄川に放流したのが起源とされています。 明治の始め頃からは毎年1月7日に神事が行われるようになりました。以来、今日まで、厄年の男女(男性は、数え年25、42歳、女性は、数え年33歳)が「開運」「長寿」などを願い、御神酒を与えられた鯉に一人ひとりが手を触れ、庄川へ放流しています。 |