庄川周辺で採れる山菜

庄川峡の雪が溶けだすとともに、山々には様々な種類の山菜が芽を出し始めます。
4月中旬から5月中旬が最盛期となり、各家庭の食卓や料理店にはそれぞれ趣向を凝らした山菜料理が並びます。

ふきのとう

(2月下旬~4月上旬)
古くから食用に利用されてきており、独特な芳香と、苦味を、香辛料として使用したり、早春の食材として広く利用されています。

■美味しい食べ方
天ぷら、和え物 など

タラの芽

(4月上旬~5月上旬)
タラの芽はウコギ科のタラノキの新芽の事で、この新芽の部分を山菜として食用とします。ほのかな苦みや、もっちりした食感が春を伝える食材として人気があり、山菜の王様とも言われています。

■美味しい食べ方
天ぷら、唐揚げ、おひたし など

センナ

(4月上旬~5月中旬)
気候が涼しく清流の流れるところにしか自生しないワサビの葉です。香り良い辛みがあり、昔から香辛料として利用されてきました。

■美味しい食べ方
一夜漬け、おひたし など

タケノコ

(4月上旬~5月上旬)
竹は意外にもイネ科にあたり、温暖な地域に多く生えています。70種類ほどあるといわれていますが、食用にされているものは孟宗竹をはじめ、ほんの数種類です。

■美味しい食べ方
刺し身、天ぷら、ご飯、煮物 など

コシアブラ

(4月上旬~5月上旬)
ウコギ科の木の芽の部分を山菜として食用に採った物です。
コシアブラの名前の由来は、かつてこの木の樹脂(あぶら)を絞り、濾したものを漆(うるし)のように塗料として使われていたからだそうです。

■美味しい食べ方
天ぷら、唐揚げ、おひたし、和え物 など

ススタケ

(4月中旬~5月中旬)
チシマザサ(千島笹)の若竹です。
古くから各地で山菜として親しまれてきました。

■美味しい食べ方
煮物、素焼き、天ぷら など

コゴミ

(4月中旬~5月下旬)
正式な名称をクサソテツと言い、シダ植物の多年草です。美しい緑の葉で、冬には地上の葉は枯れますが地下の株は越冬し、春から初夏に渦巻状の新芽が出てきます。食用に採るのはその新芽の部分です。

■美味しい食べ方
天ぷら、唐揚げ、おひたし、和え物 など

ウド

(5月上旬~5月下旬)
ウコギ科タラノキ属の多年草です。
食用とするのは土から顔を出したばかりの新芽の部分や、ある程度育ったものの茎や若芽の部分です。

■美味しい食べ方
和え物、炒め物、汁物、焼き物

ワラビ

(5月上旬~6月上旬)
全国に自生しているシダの仲間の一種で、若芽を山菜として食用にします。

■美味しい食べ方
お浸し、サラダのトッピング、炊き込みご飯、天ぷら など

ゼンマイ

(4月上旬~5月上旬)
若芽を食用とします。日本には北海道から沖縄に至るまで全国の野山に自生していて、ワラビと並び山菜として古くから親しまれてきた食材です。

■美味しい食べ方
お浸し、和え物、炒め物、 など

キノシタ

(4月下旬~5月下旬)
山地の林の中に生える多年草で、葉の形がモミジに似ていることから「モミジガサ」とも呼ばれます。
市場に出回ることの少ない、通好みの山菜として人気があります。

■美味しい食べ方
お浸し、浅漬け、天ぷら など

ヨシナ

(4月下旬~5月下旬)
正式名称は「ウワバミソウ」
クセやアクがほとんどなく、シャキシャキの歯触りと、トロッとした食感が特徴です。

■美味しい食べ方
おひたし、和え物、炒め物 など